2021/10/17 更新
子供の時から日本にいるときは、日曜休日の夕刻のまったりしているにいるときはいつもテレビ番組笑点見ている記憶がある。せっかちな性格の私は落語を聞くのは話が長いので少し苦手だが、落語家による大喜利は小気よく、次から次へとお題に応えるさまを楽しみにしている。昨日のお題は「(人は)なぜ酒を飲むのか?」であった。「愛人と乾杯するため」とか、さすがの落語家たちの答えはこれと言った面白い回答は出なかった。
その前の土曜日、午後6時に閉まるシェアオフィスからの帰りに野毛の立ち飲み街に寄ったら、緊急事態宣言解除後の開放感のためか、多くの人でにぎわっていた。立ち飲み屋では客が隙間なく飲んでいるので入れず、カウンター座り席のある店に空きを見つけたので入り、凍らせたレモン一個分を4つに切って入れたハイボールを頼んだ、飲み切るとレモンを残し、追いハイだけを注ぎ、続けざま3杯飲んだ。
カウンターはアクリル板で仕切られ、仲間や夫婦のグループに挟まれ喧騒の中で飲んでいるとき、ふと自分の酒の飲み始めを思い出した。学生時代に川崎の友人の家に呼ばれ、訪問すると数人の先輩たちと酒盛りが始まっていた。酒は有名メーカーのウィスキー(赤)で氷を入れたオンザロックを勧められ、調子に乗りがぶがぶ飲んでしまった。
気が付いたら、私は京浜急行の泉岳寺駅に止まっている電車の床の上で、自分で吐いた反吐の中を泳いでいた。電車を逆方向に乗って終点の駅で起こされたのだった。(京浜急行の職員の方々、ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。)それから45年間ずっと酒を飲み続けている。私はなぜ酒を飲むのか。?